“もより”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
最寄88.2%
近傍5.9%
隣家5.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして屋上庭園から、建物の裏手の出張りやひさしを伝わって、辛うじて下へ飛降り、一目散に最寄もよりの警察署へ駆け込みました。
向日葵の眼 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
砂利じゃり玉石たまいしは玉川最寄もよりから来るが、沢庵たくあん重石おもし以上は上流青梅あおめ方角から来る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
刺された方は血みどろになつて最寄もよりの医院へつれこまれたが、それを見てからはさすがに私も、その酒場だけは足遠くなつた。
老残 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
螭竜あまりょうに似て耳角あり背鬣紅色とも、蛟に似て足なしともありて一定せず、蜃気楼は海にも陸にも現ずる故最寄もより最寄で見た変な動物をその興行主が伝えたので
その後再び東京へ転住したと聞いて、一度人伝ひとづてに聞いた浅草あさくさ七曲ななまがり住居すまい最寄もよりへ行ったついでに尋ねたが、ドウしても解らなかった。
斎藤緑雨 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
人口二百七十ばかりで、田畑が少のうございますから、温泉宿の外は近傍もよりの山々から石を切出したり、炭を焼いたり
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
坐敷ざしきすわつたまゝこともなく茫然ぼんやりそとながめてたが、ちらとぼくさへぎつてまた隣家もより軒先のきさきかくれてしまつたものがある。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)