“みんしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
民衆80.0%
明州20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いいかげんな約束やくそくをして、民衆みんしゅうだいにし、ただ当選とうせんすれば、いいとしたのだ。そして、いよいよ権力けんりょくつと、自分じぶんたちの都合つごうばかりかんがえて、大衆たいしゅうてられてきたのだ。
心の芽 (新字新仮名) / 小川未明(著)
いまこそは何人なんぴとでもあれ、自我じが名利みょうりをすて、のため、あわれな民衆みんしゅうのために、野心やしんの群雄とならず、領土慾りょうどよくに割拠しない、まことの武士もののふがあらわれなければならないときだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
げんの末に方国珍ほうこくちんと云う者が浙東せっとうの地に割拠すると、毎年まいねん正月十五日の上元じょうげんから五日間、明州みんしゅうで燈籠をけさしたので、城内じょうないの者はそれをて一晩中遊び戯れた。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)