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みんしゅう
いいかげんな
約束をして、
民衆を
踏み
台にし、ただ
当選すれば、いいとしたのだ。そして、いよいよ
権力を
持つと、
自分たちの
都合ばかり
考えて、
大衆は
捨てられてきたのだ。
いまこそは
何人でもあれ、
自我の
名利をすて、
世のため、あわれな
民衆のために、
野心の群雄とならず、
領土慾に割拠しない、まことの
武士があらわれなければならない
秋だ。
元の末に
方国珍と云う者が
浙東の地に割拠すると、
毎年正月十五日の
上元の
夜から五日間、
明州で燈籠を
点けさしたので、
城内の者はそれを
観て一晩中遊び戯れた。