“まえがわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
前側50.0%
先頭25.0%
前川25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いきをきらしながらいぬがついてきます。もんのところで、自転車じてんしゃりると、前側まえがわいたべいへせかけて、ポケットから、いもして、自分じぶんわずに、それをいぬにやりました。
生きぬく力 (新字新仮名) / 小川未明(著)
まばらな見物の先頭まえがわに、ぐんなりした懐手で、しおれたひれのように袖をすぼめていた、唐桟柄とうざんがらの羽織で、黒い前垂まえだれをした、ぶくりとした男が、舞台で目を白くする絶句に後退あとずさりをしながら振返ったのが
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と是から女房が支度をするのに、前川まえがわれた山女やもめ岩魚いわなという魚に、其の頃会津辺から𢌞る味淋みりんのような真赤まっかな酒で
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)