“ぜんそく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
喘息94.7%
全速2.6%
前側1.3%
咳息1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六十二三、一代にこれだけの身上をこしらえた、したたかな親爺ですが、喘息ぜんそくと年のせいで、近頃は、もうすっかり老込んでおります。
全速ぜんそくあし、おい!」
人造人間の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
家の前側ぜんそくの窓は曾つて開きありたることなし。中庭に向ひたる窓はいつも閉ぢありて、只第四層の奥の広間の窓のみ開きありき。家は堅牢なる建築にて未だ古びをらず。
だから咳息ぜんそくに苦しむ人は今でもあそこの真田神社にお参りをする。——追手に追ひ詰められた頼朝公が森の中に迷ひ込んで、古木の洞穴に忍んでゐると、穴の入口に蜘蛛が巣を
F村での春 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)