“まい/\”の漢字の書き方と例文
語句割合
毎々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
己は毎々まい/\、外出中の時間を有効に使用する事になれて居るので、自転車を小屋の木戸番きどばんに預けると、直に切符の売り場へ行って、「魔術は何時から始まるのですか。」と、其処の少女に聞いて見た。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
……貴下あなたまへでござりますが、われながら愛想あいそきた不身持ふみもちでござりまして、毎々まい/\をとこ面目玉めんぼくだま溝漬どぶづけ茄子なすらうとするところを、幾度いくたびすくひいたゞいたかわかりません。
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
婦人をんなはものにねたやう、いま悪戯いたづら、いや、毎々まい/\ひき蝙蝠かはほりとおさるで三ぢや。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)