“ぶつぞう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仏像90.9%
佛像9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて龍太郎は、おいのなかから取りのけておいた一体の仏像ぶつぞうを、部屋へやのすみへおいた。そして燭台しょくだいともしびをその上へ横倒しにのせかける。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひざずつ乗出のりだしたおせんは、ほほがすれすれになるまでに、菊之丞きくのじょうかおのぞんだが、やがてそのは、仏像ぶつぞうのようにすわってった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
これは立派りつぱなお姿すがただと感心かんしんして、佛教ぶつきようしんずるものもおほ出來できたのですが、そのうち日本につぽんでも佛像ぶつぞうつくるようになり、それから百年ひやくねんもたゝない奈良朝ならちようごろになつては
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
その本家ほんけである支那しな朝鮮ちようせん佛像ぶつぞうにもまさるともおとらない、立派りつぱ彫刻ちようこく出來できたのであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)