“ふろや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
風呂屋54.5%
風呂舎27.3%
混屋9.1%
銭湯屋9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かごとりおなじこと風呂屋ふろやくも稽古けいこごとも一人ひとりあるきゆるされねば御目おめにかゝるをりもなくふみあげたけれど御住所おところたれひもならずこゝろにばかりないないりましたを
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
若い家士はなにか云いかけたが、彼は酒だとどなって居間へはいり、着物をぬぎすてるとそのまま風呂舎ふろやへいった。
改訂御定法 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
そのゝち銭にかしこき人かの池のほとりに混屋ふろやをつくり、かけひを以て水をとるがごとくして地中の火を引き湯槽ゆぶねかまどもやし、又燈火ともしびにもかゆる。池中の水をわかあたひを以てよくせしむ。
一人が、組みつくと、銭湯屋ふろや溝溜どぶたまりから、どす黒い水が、ねあがったのと、一緒で、草履ぞうりは、くうに、とんでいた。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)