“ふろしきづゝみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
風呂敷包66.7%
布呂敷包16.7%
風呂數包16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その門口には私くらゐの年頃の少年が沢山来てゐて、二列に並んでゐた。てんでに汚れた風呂敷包（ふろしきづゝみ）の弁当を腰にぶら提げたり、肩から斜めに紐（ひも）で提げたりしてゐた。
ある職工の手記 (新字旧仮名) ／ 宮地嘉六(著)
望生（ぼうせい）も不快（ふくわい）の顏（かほ）をしながら、之（これ）見（み）ろとばかり、布呂敷包（ふろしきづゝみ）を解（と）くと、打石斧（だせきふ）が二百七十六本（ほん）※
探検実記　地中の秘密：05 深大寺の打石斧 (旧字旧仮名) ／ 江見水蔭(著)
念佛（ねんぶつ）は次（つぎ）の日（ひ）も同一（どういつ）に反覆（はんぷく）された。午後（ごご）になつて村落（むら）のどの家（いへ）からも復（ま）た風呂敷包（ふろしきづゝみ）が運（はこ）ばれた。子供等（こどもら）は學校（がくかう）から歸（かへ）つて風呂數包（ふろしきづゝみ）を脊負（しよ）つたのも、乳呑兒（ちのみご）を帶（おび）で括（くゝ）つたのも大抵（たいてい）は寮（れう）の庭（には）へ集（あつま）つた。
土 (旧字旧仮名) ／ 長塚節(著)