“ふとき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
33.3%
太樹33.3%
大樹16.7%
太木16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
百樹曰、越遊ゑついうして大家のつくりやうを見るに、はしらふときこと江戸の土蔵のごとし。天井てんじやう高く欄間らんま大なり、これ雪の時あかりをとるためなり。戸障子としやうじ骨太ほねふとくして手丈夫ぢやうぶなるゆゑ、しきゐ鴨柄かもゑひろあつし。
大音寺だいおんじくす太樹ふときを見てかへり公教会報こうけうくわいはうの歌を写すも
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
たらちめの来ましし春に芽ばえける赤楊はん大樹ふときははやちりそめにつつ十月十二日
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
名も知らぬ大樹ふとき黄いろくもみぢして造れるがごと山々に立つ
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
傾きつつ太木ふときしげれるきりぎしのそのしたのべの水光みづひかり見む
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)