“ふしぜん”の漢字の書き方と例文
語句割合
不自然100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしながら日本にほん大正たいしやうねんから今日こんにちまで十二三年間ねんかん不自然ふしぜん經濟界けいざいかいれてるのであるから、今日こんにち巨額きよがく金貨きんくわ内地ないちから積出つみだされ、さうして通貨つうくわ急激きふげき減少げんせうするやうになれば
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
ある唐物屋たうぶつやうちからは、私のきらひなものゝ一つである蓄音機ちくおんき浪花節なにはぶしが、いやに不自然ふしぜんこゑを出して人足ひとあしをとめようとしてゐましたが、たれもちよいとりかへつたまゝでそゝくさ行き過ぎるのが
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
それにもかゝはらず、神武天皇じんむてんのう時分じぶんに、ちゃんとあゝいふ調とゝのつた、景色けしきうたがあるといふことは、どうしても、不自然ふしぜんなようにかんがへられます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)