“びしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
微臣25.0%
微震25.0%
微哂12.5%
微心12.5%
微忱12.5%
微身12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「じぶんは、おなじく伊那丸さまの微臣びしん木隠龍太郎こがくれりゅうたろうという者」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
噴火ふんか間際まぎはになると、きはめてせま範圍はんいのみにかんずる地震ぢしんすなは局部きよくぶ微震びしん頻々ひんぴんおこることが通常つうじようである。地表近ちひようちかくに進出しんしゆつして蒸氣じようきが、地表ちひようやぶらうとするはたらきのためにおこるものであらう。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
陽明微哂びしんして曰く、「此心光明、亦復何言。」(この心光明、またまたなにをか言わん)と。頃刻けいこくありて瞑目めいもくして逝けり。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
もし姜維の微心びしんあわれみ、この衷情を信じ賜るならば、別紙の計を用いて、蜀軍を討ちたまえ。自分は身をひるがえして、諸葛亮しょかつりょう擒人とりことなし、これを貴陣へ献じておみせする。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
老生事多少たりとも文献報国の微忱びしん不禁此度び現代各階級より御高齢の諸名士一百人を厳選仕りその各位より健康長寿に干する御感想を伺いそれを
死ぬにはゆったりと支度もできましょう。御僧にはく立ち帰られて、宗治異存なき旨を、両軍へおつたえありたい。わけて長々微身びしん
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)