“ひきとる”の漢字の書き方と例文
語句割合
引取100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
召出したる上にて追々おひ/\吟味ぎんみに及ぶなりとあらまし御尋問たづね有りしまゝ家主長助へも其旨申渡され今日はまづ引取ひきとるべしと有りける故に皆々みな/\我が家へ歸りけり翌日直に麹町三丁目瀬戸物屋忠兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いのりる中又半年も待けれども音沙汰おとさたなければ或時母は吉三郎に申やう二人して江戸へいで先達せんだつてよりうはさの如く江戸通えどとほり油町なれば尋ねき利兵衞殿にあう談判かけあひ我々親子を引取ひきとるや否や其心底そのしんてい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
申立よととはれ虎松是は面倒めんだうの品と思ひながら此脇差このわきざし去年きよねん十一月田舍ゐなか買出かひだしに參つたるせつ杉戸宿の林藏りんざうと申者のより買取かひとりたるに相違さうゐなしと申立れば愈々いよ/\然樣さやうならばもはや御用は相濟だ引取ひきとるべしとのことゆゑ治助はホツト溜息ためいき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)