“ひきいれ”の漢字の書き方と例文
語句割合
引入100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なすに右門の申やう我等われら同職どうしよくうちにて有徳うとくなるは肥前ひぜんなり此者を引入ひきいれなば金子の調達てうだつも致すべし此儀如何あらんと申ければ彌次六も大いによろこ早々さう/\夫となくかの肥前を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
此時このときこんな塲合ばあいにはかなき女心をんなごゝろ引入ひきいれられて、一せうえぬかなしきかげむねにきざむひともあり、岩木いわきのやうなるおぬひなればなにおもひしかはらねども、なみだほろ/\こぼれて一トこともなし。
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
追出し候故私し儀惣内方後見こうけんも致しをり候間介抱かいはう人に相成娘儀むすめぎは惣内妻に致させ候然る處九助儀は江戸表より同道どうだう仕つり候哉又は途中とちうより連參つれまゐり候哉せつと申女を引入ひきいれ直樣すぐさま後妻こうさいに仕つり候全く此節を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)