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ばいき
梅喜さん/\、こんな
処に
寐て
居ちやアいけないよ、
風え引くよ……。梅「はい/\……(
眼を
擦り
此方を見る)×「おや……お
前眼が
開いたぜ。 ...
すると
一心が
通りましてか、
満願の日に
梅喜は疲れ果てゝ
賽銭箱の
傍へ
打倒れてしまふ
中に、カア/\と
黎明告る
烏諸共に
白々と
夜が明け
離れますと
近江屋の
旦那が
帰つて
来て、
梅喜の
眼が
開いたから
浅草へ
連れて
往つたが、
奥山で
見失つたけれども、
眼が
開いたから
別に
負傷はないから安心して
居なと
云はれた時には