トップ
>
はなかんざし
ふりがな文庫
“はなかんざし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
花簪
91.8%
花挿頭
2.0%
花掻頭
2.0%
花揷頭
2.0%
花鈿
2.0%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
花簪
(逆引き)
お作は何やら糸織りの小袖に着換えて、派手な
花簪
(
はなかんざし
)
を
挿
(
さ
)
し、長火鉢の前に、
灯影
(
ひかげ
)
に
背
(
そむ
)
いて、うつむいたままぽつねんと坐っていた。
新世帯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
はなかんざし(花簪)の例文をもっと
(45作品)
見る
花挿頭
(逆引き)
艶
(
つや
)
やかな黒髪を惜気もなくグッと
引詰
(
ひっつ
)
めての束髪、
薔薇
(
ばら
)
の
花挿頭
(
はなかんざし
)
を
揷
(
さ
)
したばかりで
臙脂
(
べに
)
も
甞
(
な
)
めねば
鉛華
(
おしろい
)
も
施
(
つ
)
けず、
衣服
(
みなり
)
とても糸織の
袷衣
(
あわせ
)
に友禅と紫繻子の腹合せの帯か何かでさして取繕いもせぬが
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
シカシ
人足
(
ひとあし
)
の留まるは
衣裳附
(
いしょうづけ
)
よりは
寧
(
むし
)
ろその態度で、髪も
例
(
いつも
)
の束髪ながら何とか結びとかいう手のこんだ束ね方で、大形の
薔薇
(
ばら
)
の
花挿頭
(
はなかんざし
)
を
挿
(
さ
)
し、本化粧は自然に
背
(
そむ
)
くとか云ッて薄化粧の
清楚
(
せいそ
)
な作り
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
はなかんざし(花挿頭)の例文をもっと
(1作品)
見る
花掻頭
(逆引き)
「
薔薇
(
ばら
)
の
花掻頭
(
はなかんざし
)
でネ、それはそれはお美しゅう御座いましたヨ……私もあんな帯留が一ツ欲しいけれども……」
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
そのまた
恐
(
こわ
)
らしい髯首が
暫
(
しば
)
らくの間眼まぐろしく
水車
(
みずぐるま
)
の如くに
廻転
(
まわっ
)
ている内に次第々々に小いさく成ッて……やがて
相恰
(
そうごう
)
が変ッて……何時の間にか
薔薇
(
ばら
)
の
花掻頭
(
はなかんざし
)
を
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
はなかんざし(花掻頭)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
花揷頭
(逆引き)
黄八丈の袷に被布を羽織り、髪に大形の薔薇の
花揷頭
(
はなかんざし
)
をさしている。
湖畔
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
はなかんざし(花揷頭)の例文をもっと
(1作品)
見る
花鈿
(逆引き)
韋固は
忌
(
いま
)
いましいので、下男にいいつけて殺しにやった。下男は子供の
額
(
ひたい
)
に斬りつけて逃げてきたが、後十四年して細君を迎えたところで、その細君は
何時
(
いつ
)
も
花鈿
(
はなかんざし
)
を額へ垂らしていた。
怪譚小説の話
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
はなかんざし(花鈿)の例文をもっと
(1作品)
見る
検索の候補
かんざし