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はだうす
ふりがな文庫
“はだうす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
膚薄
66.7%
肌薄
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
膚薄
(逆引き)
攫
(
と
)
ったか未だ
審
(
つまびらか
)
ならずであるが、本望だというのに、絹糸のような春雨でも、
襦袢
(
じゅばん
)
もなしに
素袷
(
すあわせ
)
の
膚薄
(
はだうす
)
な、と畜生め、何でもといって貸してくれた、と番傘に柳ばしと筆ぶとに打つけたのを
遺稿:02 遺稿
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
とまた
差俯向
(
さしうつむ
)
く肩を越して、按摩の手が、それも物に震えながら、はたはたと
戦
(
おのの
)
きながら、背中に
獅噛
(
しが
)
んだ
面
(
つら
)
の
附着
(
くッつ
)
く……門附の
袷
(
あわせ
)
の
褪
(
あ
)
せた色は、
膚薄
(
はだうす
)
な胸を透かして、
動悸
(
どうき
)
が筋に映るよう、あわれ
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
はだうす(膚薄)の例文をもっと
(2作品)
見る
肌薄
(逆引き)
片手
(
かたて
)
を
服
(
きもの
)
の
中
(
なか
)
へ
入
(
い
)
れて、
其
(
そ
)
れでも
肌薄
(
はだうす
)
な、
襦袢
(
じゆばん
)
の
襟
(
えり
)
のきちんとして、
赤
(
あか
)
い
細
(
ほそ
)
いのも、あはれに
寒
(
さむ
)
さうに
見
(
み
)
えたのが、
何
(
なん
)
と
思
(
おも
)
つたか、
左手
(
ゆんで
)
を
添
(
そ
)
へて、
結
(
むす
)
び
目
(
め
)
を
解
(
と
)
いて、
竹
(
たけ
)
の
皮
(
かは
)
から
燒團子
(
やきだんご
)
、まだ
松の葉
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
はだうす(肌薄)の例文をもっと
(1作品)
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