“はいがん”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
拝顔	66.7%
拜顏	33.3%

拝顔

金さえあればツイ一杯呑む気になるようなものだから、江戸を喰い詰めて来たのだが、あの妻君（さいくん）はお達者かえ、イヤサおみねさんには久しく拝顔（はいがん）を得ないがお達者かえ

怪談牡丹灯籠：04 怪談牡丹灯籠 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

今日は嬢様に拝顔（はいがん）を得たく参りました、此処（こゝ）に居（い）るは僕が極（ごく）の親友です、今日はお土産（みやげ）も何（なん）にも持参致しません、エヘヽ有難うございます、是は恐れ入ります、お菓子を、羊羹（ようかん）結構

怪談牡丹灯籠：04 怪談牡丹灯籠 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

えへゝゝ御冗談（ごじようだん）ばかり、おからかひは恐入（おそれい）ります、えゝ始めまして……（丁寧（ていねい）に辞儀（じぎ）をして）手前（てまへ）は当家（たうけ）の主人（あるじ）五左衛門（ござゑもん）と申（まう）す至（いた）つて武骨（ぶこつ）もので、何卒（どうか）一度（ど）拝顔（はいがん）を得（え）たく心得（こゝろえ）居（を）りましたが

にゆう (新字旧仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

拜顏

皆納（かいなふ）いたし候樣申呉候間甚はだ以て不便（ふびん）の至りには候へ共外（ほか）に致し方も無之（これなく）據（よんど）ころなく文（ふみ）事賣（うり）申度存じ候之に依て近日召連（めしつれ）出府致し候間何（いづ）れへ成共御世話被下度（せわくだされたく）此段御相談（さうだん）申上奉つり候猶（なほ）委細（ゐさい）は拜顏（はいがん）之上申上可（べく）候早々（さう／＼）以上

大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)