“ねゝっこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赤子50.0%
孩児50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
塩梅あんべえが悪くってッ転がって寝て居るでごぜえますから、私も魂消たまげて塩梅がわりいかと尋ねますと、叔母さん面目ねえが勤めの中で赤子ねゝっこ出来でかしたよと云うから、私も魂消て
伊之助が押込められたてえことを聞いて、ハア気の毒なことだと思って心配しんぺえぶってだん/″\塩梅が悪くなり、ことに勤めの中で赤子ねゝっこまで出来でかして居るだから、おれも可愛相だと思って掛合かけええけば
その苦しい中で伊之助さんのたね赤子ねゝっこを産んだが、そういう中で産れた赤子だから育つわけはねえから、二声ふたこえ三声みこえ泣いて直ぐにおッんでしまった、それを見ると若草は血があがっておッ死んだから
婆「へいー左様そうかねえ、孩児ねゝっこの時そんな疵うでかしちゃアおっんでしまうだねえ、どうして癒ったかねえ」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
湯河原じゃア知らねい者はいだけんどね、わしイ一番よく知ってるというのア、その孩児ねゝっこ……今じゃア此様こんなにでかくなってるが、生れたばかりのおめえさんをむごくしたのを
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)