“なゝゑん”の漢字の書き方と例文
語句割合
七圓100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その叔父をぢ十年じふねんばかりまへ、七十一で故人こじんになつたが、ほその以前いぜん……こめりやう六升ろくしようでさへ、なかさわがしいとつた、諸物價しよぶつかやすとき月末げつまつ豆府屋とうふやはらひ七圓なゝゑんした。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いへ何處どこまでも奇麗きれいにてこみのければ、のうちには二人ふたり三人みたり拜見はいけんをとてるものもきにはあらねど、敷金しきゝん三月分みつきぶん家賃やちん三十日限さんじふにちかぎりのとりたてにて七圓なゝゑん五十錢ごじつせんといふに
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)