“なにか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
何彼84.2%
何角5.3%
何斯2.6%
何歟2.6%
何者2.6%
運命2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
して其の當座、兩人はこツそり其處らを夜歩きしたり、また何彼なにかと用にかこつけて彼方あツち此方こツちと歩き廻ツて、芝居にも二三度入ツた。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
預置あづけおき何角なにか懇切ねんごろに禮を延べ又家内へもいさゝか心付などして藤八方を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
蘆の湯から一里ばかり下の中腹にある小涌谷こわくだにや底倉、宮の下などは旅館も完備してゐて入湯するには何斯なにかが便利ではあるが散歩はいつも溪の底の單調な一と筋道に限られてゐる。
箱根の山々 (旧字旧仮名) / 近松秋江(著)
呼出よびいだすべしと差紙さしがみに付町役人七助を召連めしつれ罷出まかりいでければ大岡殿何歟なにかおぼさるゝ事ありて此日は吟味ぎんみもなくおつ呼出よびいだすまで七助梅は家主へあづけると申付られけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
お姉様!(舟は水門の方にゆるゆると流れ行く)お姉様! 舟は何者なにかに引っぱられて行くように水門の方へ流れるんですよ。
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
このような娘は折々運命なにかの間違いであまりかんばしくない家庭に生まれてくるものである。無論、持参金というようなものもなく、希望のぞみなどの毛でついた程もなかった。
頸飾り (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)