“なきたふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
泣倒50.0%
哭倒50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もま不幸ふかうの上に大不幸だいふかう異見いけんらしくも言散しサア何處いづこへなり勝手に行とおもての方へ突出つきいだ泣倒なきたふれたる千太郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
長者ちゃうじゃはひる。ヂュリエット泣倒なきたふるゝ。
よろこびは致すまじよつて不孝と成ぞこゝの所を能々よく/\わきまへて只此上は富右衞門の亡跡なきあととむらひ佛事供養くやうおこたりなく致すが孝行かうかうなりと申さるゝを聞より城富はハツとばかりに白洲しらす泣倒なきたふれ嗚呼實父へ孝を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
汝も又さるたぐひにやあらん。よく心を静むべしとあれども、左門かしらりて、まことに一一一夢のまさなきにあらず。兄長このかみ一一二ここもとにこそありつれと、又声をげて哭倒なきたふる。
娘ははやく見たく物をしかけたるをもうちおきてひらき見れば、いかにしてかぜにほどなるすゝいろのしみあるをみて、かゝさまいかにせんかなしやとてちゞみかほにあてゝ哭倒なきたふれけるが、これより発狂きちがひとなり