“とんねる”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トンネル
語句割合
隧道93.3%
墜道6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今まであの隧道とんねるの惨事以来、彼女に絶えずささやきつづけていた、高代たかよという一事が、今度も滝人の前に二つ幻像となって現われた。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
だから「建たなかった城のあと」で、畳々じょうじょうたる石垣と地下室と隧道とんねるが草にうずもれ、大きな松タアル小さな松グロウ——青苔で足が滑る。
踊る地平線:05 白夜幻想曲 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
眞暗まつくらになつて、あだか墜道とんねるのやうに物淋ものさびしいみちを、武村兵曹たけむらへいそう即座そくざてんじた球燈きゆうとうひかりてらして、みぎれ、ひだりてんじて、およそ百四五十ヤードもすゝむと、岩石がんぜきまへうしろはなれて、けうをなし