“とひだけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
樋竹100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでもつねさんはまたゝきした。からりとひさしらしたのは、樋竹とひだけすべる、おちたまりのあられらしい。
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
せままちまぐろしい電線でんせんも、ぎんいといたやうで、樋竹とひだけけた蜘蛛くもも、今朝けさばかりはやさしくえて、あを蜘蛛くも綺麗きれいらしい。そら朝顏あさがほ瑠璃色るりいろであつた。欄干らんかんまへを、赤蜻蛉あかとんぼんでる。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)