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といだけ
ふりがな文庫
“といだけ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
樋竹
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
樋竹
(逆引き)
御前
(
ごぜん
)
のお目にとまった、
謡
(
うたい
)
のままの山雀は、瓢箪を宿とする。こちとらの雀は、
棟割長屋
(
むねわりながや
)
で、
樋竹
(
といだけ
)
の
相借家
(
あいじゃくや
)
だ。
二、三羽――十二、三羽
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
薄く流れる河の厚さは
昨日
(
きのう
)
と同じようにほとんど二三寸しかないが、その真中に鉄の
樋竹
(
といだけ
)
が、砂に
埋
(
うも
)
れながら首を出しているのに気がついたので、あれは何だいと下女に聞いて見た。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
秋晴
(
あきばれ
)
の
或日
(
あるひ
)
、裏庭の
茅葺
(
かやぶき
)
小屋の風呂の
廂
(
ひさし
)
へ、向うへ
桜山
(
さくらやま
)
を見せて掛けて置くと、
午
(
ひる
)
少し前の、いい天気で、
閑
(
しずか
)
な折から、雀が一羽、……
丁
(
ちょう
)
ど目白鳥の上の
廂合
(
ひあわい
)
の
樋竹
(
といだけ
)
の中へすぽりと入って
二、三羽――十二、三羽
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
からりと
廂
(
ひさし
)
を鳴らしたのは、
樋竹
(
といだけ
)
を
辷
(
すべ
)
る、
落
(
おち
)
たまりの霰らしい。
霰ふる
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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