“とうさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
踏査60.0%
等差20.0%
蹈査20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その目的が、柴田勝家とやがての決戦を期す必然な大戦場の実地踏査とうさにあったのはいうまでもなかろう。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むろん人間にんげんには、賢愚けんぐ善悪ぜんあく大小だいしょう高下こうげ、さまざまの等差とうさがあるので、仏教ぶっきょう方便ほうべん穴勝あながちわるいものでもなく、まよいのふかものわかりのわるいものには
西洋せいようひともう天使てんし——あれにはいろいろ等差とうさがあり、たまには高級こうきゅう自然霊しぜんれいしている場合ばあいもありますが、しかしちょいちょい病床びょうしょうあらわれたとか、画家えかきうつったとかいうのは
これだけ材料が集まっていれば、実地を蹈査とうさしないでも、あとは自分の空想で行ける。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)