“でばばうちやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
出刄庖丁60.0%
出刀庖丁20.0%
出刄包丁20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かしおき其夜そのようしこくとも思しき頃かね研澄とぎすましたる出刄庖丁でばばうちやう懷中くわいちうなし頬冠ほゝかぶりして忍びいでやがて質屋の前へ行き四邊あたり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
以て證據とあそばされ候事一おう御道理ごもつともには候へども私し家内の脇差わきざし出刀庖丁でばばうちやうの類刄物はもの御取寄おとりよせ御吟味下され候へば御うたがひとけ申べし其上憑司は私しの叔父なり昌次郎は從弟いとこなり又つまうめは私の先妻にこれあり叔母は憑司が方に居りかくの如くつながる親類ゆゑ假令たとへたんうらみあり共親身の者いかでか殺さるべきやと義理ぎり分明に辯解いひとくを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それに路地へ射して來るあかりでよく見ましたが、寅吉さんは脇差も出刄包丁でばばうちやうも持つちや居ませんでした。後ろから灯を差出して、寅吉さんの足許を見せてやつて居たのは、お小夜だつたかも判りません。