“研澄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とぎすま60.0%
とぎす40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御入用のお客様はどなただか早や知らねえけれど、何でもわっし研澄とぎすましたのをお持ちなさると見えるて、御念の入った。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かしおき其夜そのようしこくとも思しき頃かね研澄とぎすましたる出刄庖丁でばばうちやう懷中くわいちうなし頬冠ほゝかぶりして忍びいでやがて質屋の前へ行き四邊あたり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
と前へのめる途端に、研澄とぎすました鎌で咽喉を斬られたことでございますから、お久は前へのめって、草を掴んで七転八倒の苦しみ
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
箱を押すとすッと開いて、研澄とぎすましたのが素直まっすぐに出る、裏書をちょいとなが
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)