“とぎす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
研澄50.0%
研磨25.0%
磨澄25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
箱を押すとすッと開いて、研澄とぎすましたのが素直まっすぐに出る、裏書をちょいとなが
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
智者の鼻は研磨とぎすまされた心鏡の光を現わしております。仁者の鼻はやわらかい静かな気持を示しております。聖者の鼻からは上品な清らかな霊感をうけるのであります。
鼻の表現 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
れはかつお釣道具つりどうぐにするものとやら聞て居た。あたい至極しごく安い物で、それをかって、磨澄とぎすました小刀こがたなで以てその軸をペンのように削って使えば役に立つ。夫れから墨も西洋インキのあられようけはない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)