“磨澄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とぎすま50.0%
とぎす50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甚「此の鎌で殺しゃアがった、ひどい雨で段々のりは無くなったが、見ねえ、が滅多におちねえ物とみえて染込しみこんで居らア、磨澄とぎすました鎌で殺しゃアがった、是でりゃアがった」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それへずぶりとはすして有るは草苅鎌、甚藏が二十両に売付けた鎌を與助と云う下男が磨澄とぎすまして、弁慶へ揷して置いたので、其の鎌の処へ、屋根裏を伝わって来た蛇がまとい付き
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
れはかつお釣道具つりどうぐにするものとやら聞て居た。あたい至極しごく安い物で、それをかって、磨澄とぎすました小刀こがたなで以てその軸をペンのように削って使えば役に立つ。夫れから墨も西洋インキのあられようけはない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)