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出刄庖丁
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でばばうちやう
ふりがな文庫
“
出刄庖丁
(
でばばうちやう
)” の例文
卯八の抛つた
出刄庖丁
(
でばばうちやう
)
を拾つたのは、一番近いところに居たお
袖
(
そで
)
だ。お袖の手から菊次郎が受取り、これを清五郎に渡した。
銭形平次捕物控:091 笑い茸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
寢
(
ね
)
かし
置
(
おき
)
其夜
(
そのよ
)
丑
(
うし
)
の
刻
(
こく
)
とも思しき頃
豫
(
かね
)
て
研澄
(
とぎすま
)
したる
出刄庖丁
(
でばばうちやう
)
を
懷中
(
くわいちう
)
なし
頬冠
(
ほゝかぶ
)
りして忍び
出
(
いで
)
頓
(
やが
)
て質屋の前へ行き
四邊
(
あたり
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
紅
(
くれなゐ
)
を亂して、花嫁のお樂は飛出しました。それを追ふのは、何時、何處で手に入れたか、
出刄庖丁
(
でばばうちやう
)
を振りかざしたお越。
銭形平次捕物控:081 受難の通人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
太七は見付早々立歸つて母に斯と
咄
(
はな
)
すに母は大いに
悦
(
よろこ
)
び勘兵衞が
脇差
(
わきざし
)
を太七に
指
(
さゝ
)
せ其身は
出刄庖丁
(
でばばうちやう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「
出刄庖丁
(
でばばうちやう
)
だよ、水船の中から拾つて番所に預けてある」
銭形平次捕物控:091 笑い茸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
刄
部首:⼑
3画
庖
漢検準1級
部首:⼴
8画
丁
常用漢字
小3
部首:⼀
2画
“出刄”で始まる語句
出刄包丁