“でつちり”の漢字の書き方と例文
語句割合
出尻100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひげ旦那だんなは、まゆうすい、ほゝふくれた、くちびるあつい、目色めつきいかつ猛者構もさがまへ出尻でつちりで、ぶく/\ふとつた四十ばかり。
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
父樣とうさまさむいから、ひたした手拭てぬぐひで、ひたひこすつて、かたへまはして、ぐしや/\と背中せなかたゝきながら、胴震どうぶるひおよんで、くだん出尻でつちりすわらぬところは、落武者おちむしやが、野武士のぶしがれたうへこと難儀なんぎ
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)