“つきぢ”の漢字の書き方と例文
語句割合
築地100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大正十四年の夏、僕は菊池寛きくちひろし久米正雄くめまさを植村宋一うゑむらそういち中山太陽堂なかやまたいやうだう社長などと築地つきぢ待合まちあひに食事をしてゐた。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
なつはじめのよひのことでした。築地つきぢせいルカ病院びやうゐんにK先生せんせいのおじやうさんをみまひました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
やがて東華門とうくわもんいたると、こゝに、一大旅店いちだいりよてん築地つきぢホテルとかまへのがある。主人しゆじん此處こゝに、と少年せうねんみちびくまゝに、階子はしごのぼつて、手代てだい二階にかい一室いつしつ表通おもてどほりの見晴みはらしふのへとほる。
人参 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)