“ちょうら”の漢字の書き方と例文
語句割合
張羅100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じいさんはわたくし姿すがたて、にこにこしながら『なかなかねんはいった道中姿どうちゅうすがたじゃナ。乙姫様おとひめさまもこれを御覧ごらんなされたらさぞおよろこびになられるであろう。わしなどはいつも一張羅ちょうらじゃ……。』
下剃したぞり一人ひとりをおいてられたのでは、家業かぎょうさわるとおもったのであろう。一張羅ちょうら羽織はおりを、渋々しぶしぶ箪笥たんすからしてたおはなは、亭主ていしゅ伝吉でんきちそでをおさえて、無理むりにも引止ひきとめようとかおのぞんだ。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
「べつに用があるというわけじゃねえんだが、ちょっとその、なんですよ、じつあ一張羅ちょうらをね」