“ちな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
97.4%
1.7%
地鳴0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちなみに、小室君は当年三十歳、而立じりつというところだが、却って職を失って、新たにスタートを切り直す努力をしているのだった。
秀才養子鑑 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
御祖母おばあさんは去る大名の御屋敷に奉公していた。さるの年の生れだったそうだ。大変殿様の御気に入りで、猿にちなんだものを時々下さった。その中に崋山かざんいた手長猿てながざるふくがある。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
地震ぢしん十分じゆうぶんちかおこつた場合ばあひは、一秒間いちびようかん數十回すうじつかいしくばそれ以上いじよう往復振動おうふくしんどうあらはれてるが、それはたん地鳴ちなりとしてわれ/\の聽覺ちようかくかんずるのみであつて
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)