“だうちゆう”の漢字の書き方と例文
語句割合
道中100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いと今夜こんやかねてから話のしてある葭町よしちやうの芸者屋まで出掛でかけて相談をして来るとふ事で、道中だうちゆうをば二人一緒に話しながら歩かうと約束したのである。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
これは田畑に体を使つたためであつた。しかしそれまで幾度となく湯殿山に参詣さんけい道中だうちゆう自慢じまんであつた。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
汽車きしやるとみじかい道中だうちゆうでも所爲せゐつかれるね。留守中るすちゆう別段べつだんかはつたことはなかつたかい」といた。實際じつさいかれみじかい汽車きしや旅行りよかうにさへへかねる顏付かほつきをしてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)