“どうちゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
道中87.5%
洞中6.3%
銅柱6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お糸は今夜かねてから話のしてある葭町よしちょう芸者屋げいしゃやまで出掛けて相談をして来るという事で、その道中どうちゅうをば二人一緒に話しながら歩こうと約束したのである。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
この地に漂着ひょうちゃくして救いを待つうちに、病死したのであろうか、かれが洞中どうちゅうにたくわえた器具は、木船から持ってきたのであろうか、ただしは、自分がつくったのであろうか、それはともかくとして
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
水術のいんくとひとしく、あきらかに姿をみせた和田呂宋兵衛わだるそんべえ、九りん銅柱どうちゅうをしっかといて、夜叉やしゃのごとく突ッ立っていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)