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ぞんしやう
ふりがな文庫
“ぞんしやう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
存生
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
存生
(逆引き)
汲で出すに長兵衞は姉樣酒も御膳も
緩
(
ゆるり
)
と後にてよし早速ながら聞度事がある此方の兄の
病氣
(
びやうき
)
は如何なり九死一生の
大病
(
たいびやう
)
と云手紙が來りしが何な樣子なるか未だ
存生
(
ぞんしやう
)
なりやと
藪
(
やぶ
)
から
棒
(
ぼう
)
に聞ゆゑ女共は
膽
(
きも
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
申
越
(
こし
)
たれば是非々々
存生
(
ぞんしやう
)
の中に
面會
(
めんくわい
)
致し度今にては私しも親はなし親のなき後は兄は親同前なりと云ば是非
逢
(
あひ
)
に
行
(
ゆく
)
積
(
つも
)
りなり併し是も
早
(
はや
)
押迫
(
おしつま
)
つて
數
(
かぞ
)
へ日にはなるし彼是又暮の
始末
(
しまつ
)
にて
旅立所
(
たびだちどころ
)
ではなけれ共
兄弟
(
きやうだい
)
一
生
(
しやう
)
の別れなれば何有ても
逢
(
あは
)
ねばならず夫に付
長旅
(
ながたび
)
の事ゆゑ心の知れぬ者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
又丁山小夜衣に
向
(
むか
)
はれ此長庵は其方共の爲に伯父とは云
乍
(
なが
)
ら兩親の
敵
(
かたき
)
なり
遠慮
(
ゑんりよ
)
に及ばす心得有事は
有體
(
ありてい
)
に申立よ猶も妹小夜衣には
別
(
べつ
)
に尋ぬる
仔細
(
しさい
)
有其方が身の代金は
母
(
はゝ
)
存生
(
ぞんしやう
)
の内母の手にわたしたるやよも母安へは渡すまじ
萬一
(
もし
)
包
(
つゝ
)
み
隱
(
かく
)
す時は汝等が身の爲に
相成
(
あひなら
)
ぬぞと有ける時小夜衣は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
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(1作品)
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