“ぞんじょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
存生100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岩倉具視いわくらともみ公の存生ぞんじょう中には、公が能楽の大保護者として立たれたるがために、一旦衰へたる能楽に花が咲いて一時はやや盛んならんとする傾きを示したにかかはらず
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
幸いに、彼が存生ぞんじょう中には、たいした事件もなく、世間はいよいよ泰平と無事にれ、この間に、宋朝のびょうも、仁宗から、英宗、神宗、哲宗てつそう御代ぎょだい四たびの世代りを見た。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
先生の存生ぞんじょうの時よりも派手な暮らしをしておられる。その生活はいつの秘密だということであった。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)