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ぞんしょう
ふりがな文庫
“ぞんしょう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
存生
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
存生
(逆引き)
祖母
(
としより
)
は、その日もおなじほどの炎天を、
草鞋穿
(
わらじばき
)
で、
松任
(
まっとう
)
という、三里隔った町まで、父が
存生
(
ぞんしょう
)
の時に工賃の貸がある
骨董屋
(
こっとうや
)
へ、勘定を取りに行ったのであった。
瓜の涙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
こは父君
存生
(
ぞんしょう
)
の頃よりつねに二、三百の金はかし
置
(
おき
)
たる人なる上、しかも商法手広く表をうる人にさへあれば、はじめてのこととて
無情
(
なさけな
)
くはよもとかゝりしなり。
樋口一葉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
かくして、相互の思わくは、相互の間の秘密として
葬
(
ほうむ
)
られてしまった。兄は
存生
(
ぞんしょう
)
中にこの意味を
私
(
ひそか
)
に三千代に洩らした事があるかどうか、
其所
(
そこ
)
は代助も知らなかった。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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