“ぞら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
16.7%
16.7%
虚言16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ二時半前やつまへだのに、あをくあせた門柱もんちうつて、夕暮ゆふぐれらしく、くもぞらあふぐも、ものあはれ。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
おしおは思わず身をのけぞらしたが、また気を取りなおしたように、男の前へ詰め寄りながら、「討入の数に漏れた……とおっしゃるからには、やっぱりまだわたしに未練が残って……?」
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
三ホーマー打ちし青ぞら獄庭にはにあり小雑草をぐさの萠えて日向かなしく
遺愛集:02 遺愛集 (新字新仮名) / 島秋人(著)
うぬらも峯松の同類にちげえねえ、伊香保の木暮八郎ンとこにお前方めえがた逗留して居る時分、おらア知んねえけれども、何だか御用達の旦那さまだとか金持だとかなま虚言ぞらいて
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)