“そのな”の漢字の書き方と例文
語句割合
其名100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また諸所しよしよ修道院しうだうゐんともらつて、もはや此世このよない会友くわいいうためいのりげ、其名そのな巻物まきものきとめて、てらからてらへと其過去帳そのくわこちやう持回もちまはつたなら、みんなさぞよろこことであらうが、だい
『こゝに一人ひとり少女せうぢよあり、其名そのなきぬといふ』とぼく小説批評家せうせつひゝやうかへの面當つらあていま特筆とくひつ大書たいしよする。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
ロバートなんとか氏のいわく、「一人の邪魔者の常に我身にまとうあり、其名そのなを称して正直とう」芹川進せりかわすすむ氏の曰く、「一人の邪魔者の常に我身に附き纏うあり、其名を称して受験と云う」
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)