“そうすけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
惣助33.3%
宗助20.0%
總助13.3%
荘介13.3%
壮介6.7%
総助6.7%
荘助6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
別に便たよる所もないから、此の村に元家来の惣助そうすけという者がいるから、それを便って来て、少しは山も田地でんじも持っていたが、四ヶ年あとの出水でみずで押流されて
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
朝から飲んでるからもう酔いざめのする時分だからさ、町代まちだい總助そうすけさんが来て余り酒を飲ましちゃアいけない、あれでは身体がたまるまいと被仰おっしゃって案じておいでだよ
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
(私には限らない、当時の貸本屋フワンは誰でもだったが)信乃しの滸我こがへ発足する前晩浜路はまじが忍んで来る一節や、荒芽山あらめやま音音おとねの隠れ家に道節どうせつ荘介そうすけが邂逅する一条ひとくだり
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
「ハア、こっちは繋留気球第一号です。六条壮介そうすけが送信をしています。いま気球は、風に流されつつ、ぐんぐん上昇しています。気圧は只今、七百……」
空中漂流一週間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そもそもこの「火の玉」少尉とよばれる六条壮介そうすけと戸川中尉とは、同期生だったのだ。そしてかつては、ソ満国境を前方ににらみながら、前進飛行基地のバラックに、頭と頭とを並べて起伏おきふした仲だった。
空中漂流一週間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
出迎えた番頭の総助そうすけの顔はさお
Mの次のへ引きとったのち、僕は座蒲団ざぶとんを枕にしながら、里見八犬伝さとみはっけんでんを読みはじめた。きのう僕の読みかけたのは信乃しの現八げんぱち小文吾こぶんごなどの荘助そうすけを救いに出かけるところだった。
海のほとり (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)