荘介そうすけ)” の例文
船虫ふなむし瞽婦ごぜに身をやつして、小文吾こぶんごを殺そうとする。それがいったんつかまって拷問ごうもんされたあげくに、荘介そうすけに助けられる。あの段どりが実になんとも申されません。
戯作三昧 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
(私には限らない、当時の貸本屋フワンは誰でもだったが)信乃しの滸我こがへ発足する前晩浜路はまじが忍んで来る一節や、荒芽山あらめやま音音おとねの隠れ家に道節どうせつ荘介そうすけが邂逅する一条ひとくだり
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)