壮介そうすけ)” の例文
「ハア、こっちは繋留気球第一号です。六条壮介そうすけが送信をしています。いま気球は、風に流されつつ、ぐんぐん上昇しています。気圧は只今、七百……」
空中漂流一週間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そもそもこの「火の玉」少尉とよばれる六条壮介そうすけと戸川中尉とは、同期生だったのだ。そしてかつては、ソ満国境を前方ににらみながら、前進飛行基地のバラックに、頭と頭とを並べて起伏おきふした仲だった。
空中漂流一週間 (新字新仮名) / 海野十三(著)