“しょうすけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
庄助66.7%
菖助11.1%
壮介11.1%
正弼11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むこうの淵のきしでは、庄助しょうすけが、しばらくあちこち見まわしてから、いきなりあぐらをかいて、砂利じゃりの上へすわってしまった。
さいかち淵 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
背は高く、面長おもながで、風采ふうさいの立派なことは先代菖助しょうすけに似、起居振舞たちいふるまいゆるやかな感じのする働き盛りの人が半蔵らの前に来てくつろいだ。その人がお粂の旦那だ。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
先代菖助しょうすけがのこした屋敷の大黒柱の下にすわり、大いに心を入れ替えて家伝製薬の業に従事するという時であった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
真逆まさかこの戸川の言葉がしんをなしたわけでもなかろうが、六条壮介しょうすけのうえにとつぜん不幸な事件が降って来て、彼は第一線を退かなければならないこととなった。
空中漂流一週間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「これはなかなか立派な本ができましたね。」と寿平次は手に取って見て、「この上木じょうぼくの趣意書には、お歴々の名前も並んでいますね。前島正弼しょうすけ片桐春一かたぎりしゅんいち、北原信質のぶただ、岩崎長世ながよ、原信好のぶよしか。 ...
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)