“せうちう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
焼酎62.5%
燒酎37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頓死する四五日前、彼が焼酎せうちうを飲んでゐると、池の向うにある洗心亭へ、白い装束しやうぞくをした公卿くげが一人、何度も出たりはひつたりしてゐた。少くとも彼には昼日なか、そんな幻が見えたのだつた。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
あはれ、はや、焼酎せうちうとかはり、人はかれて
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ぢゞ茶屋ぢややは、おきなひとりて、燒酎せうちうあぶら蚊遣かやりるゐひさぐ、ゆゑふ。
逗子だより (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
扨寶珠花屋八五郎は後藤の出行しのち早々さう/\下男の彌助にいひつけまづ燒酎せうちう鷄卵たまご白木綿等しろもめんとう買調かひとゝのへ夫より外科げくわへ怪我人ある趣き申つかはし招きけるに醫師いしは幸ひ在宿ざいしゆくなればとて彌助に藥籠やくろう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)