“じっきょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
実況66.7%
十橋33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じつ今日きょうここでそなた雨降あめふりの実況じっきょうせるつもりなのじゃ。ともうしてべつわし直接じかにやるのではない。あめにはあめ受持かかりがある……。
彼はその故国の友人に手紙を書き、日本での生活実況じっきょうを次のように詳述しょうじゅつしている。いわく、学校の講義が終ると、車夫が人力車を持ってむかえに来ている。
そのてん充分じゅうぶんふくみをねがってきます。機会きかいがありましたら、だれかの臨終りんじゅう実況じっきょうしらべに出掛でかてもよろしうございます。
今日きょう御苦労ごくろうであるが、わしのところの修行者しゅぎょうじゃひとあめらせる実況じっきょうせてもらいたいのじゃが……。』
十橋じっきょうの柳は老い、四境の内は、まるでこの世の浄土曼陀羅じょうどまんだらだった。ことしはうるうで二月が二度かさなっていたから、いまの三月末は、例年の四月下旬の気候である。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)