“しんめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
神馬51.9%
新芽40.7%
心芽3.7%
嫩芽3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八五郎のやつは、八幡樣の神馬しんめの生れ變りで、福徳圓滿、富貴望むが儘なるべし——は少し眉唾まゆつばだが、顏の長いところは、馬に縁がないでもない。
つぎの年、もみの木は新芽しんめひとつだけはっきりのび、そのつぎの年には、つづいてまた芽ひとつだけ大きくなりました。
ゆさ/\とやわらかなえそうな若葉をかぶった白樫しらかし瑞枝みずえ、杉は灰緑かいりょく海藻かいそうめいた新芽しんめ簇立むらだて、赤松あかまつあか黒松くろまつは白っぽい小蝋燭ころうそくの様な心芽しんめをつい/\と枝の梢毎うらごとに立て
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
夜は松の心芽しんめほどの小さな蝋燭ろうそくをともして、雛壇がうつくしかった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
御本家の御女中方が灰色の麻袋を首に掛けて、桑の嫩芽しんめを摘みに御出おいでなさる時も、奥様は長火鉢にもたれて、東京の新狂言の御噂さをなさいました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)