心芽しんめ)” の例文
ゆさ/\とやわらかなえそうな若葉をかぶった白樫しらかし瑞枝みずえ、杉は灰緑かいりょく海藻かいそうめいた新芽しんめ簇立むらだて、赤松あかまつあか黒松くろまつは白っぽい小蝋燭ころうそくの様な心芽しんめをつい/\と枝の梢毎うらごとに立て
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
夜は松の心芽しんめほどの小さな蝋燭ろうそくをともして、雛壇がうつくしかった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)