“しんじゅ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
真珠81.0%
神樹4.8%
新樹4.8%
神儒2.4%
神呪2.4%
神咒2.4%
神授2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのひとつびとつが白く光って、まるで真珠しんじゅの山のようでしたが、それも人間の建てたお寺の塔よりもずっと高いものだつたといいました。
父は津田仙さんの農業三事や農業雑誌の読者で、出京の節は学農社からユーカリ、アカシヤ、カタルパ、神樹しんじゅなどの苗を仕入れて帰り、其他種々の水瓜、甘蔗さとうきびなど標本的に試作しさくした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
有栖川宮ありすがわのみや妃慰子殿下、新樹しんじゅつぼね、高倉典侍、現岩倉侯爵の祖母君、故西郷従道さいごうつぐみち侯の夫人、現前田侯爵母堂、近衛公爵の故母君、大隈おおくま侯爵夫人綾子、戸田伯爵夫人極子を数えることが出来る。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
身のたけ六尺眼光は流電のごとく、またなかなかの学者で神儒しんじゅ二道の要義に通じていた。この翁の特徴は紙さえ見れば字をかくことと、それからまた源平の合戦を談ずることとであった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
湖水の西のふちには九つの頭を有する悪龍が棲んでいて、土地の少女を其の生贄いけにえとして取りくらっていたが、満巻上人の神呪しんじゅによってさすがの悪龍も永く蟄伏ちっぷく
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
今や最期と防戦に従事するその勢いは関将軍かんしょうぐん大刀だいとうひっさげて大軍に臨んだごとき勢いを示し、強くここに神咒しんじゅを唱えつつ
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
宗は憐れんで彼を養うことにして、その名を神授しんじゅと呼ばせた。神授は見た通りの賢い生まれつきで、書物を読めばすぐに記憶するばかりか、大きい筆を握ってよく大字をかいた。